グラファや暗黒界の門でアドバンテージを稼ぎながらビートダウンを行うデッキです。
手札に暗黒界モンスターさえ持っていれば、グラファを何度でも蘇らせることができ、まさに不死鳥のごとく活躍を見せます。
プレイング動画
※動画は、旧版のものです。
デッキ
※ゲームオリジナルカードは、カード名の後ろに(オリ)と記載
・モンスター(16枚)
3 暗黒界の龍神 グラファ
3 暗黒界の術士 スノウ
3 暗黒界の尖兵 ベージ
1 BF-精鋭のゼピュロス
3 暗黒界の狩人 ブラウ
1 クリッター
1 魔轟神レイブン
1 メタモルポット
・魔法(17枚)
3 暗黒界の取引
2 暗黒界の門
2 強欲で謙虚な壺
2 サイクロン
1 死者蘇生
1 ブラック・ホール
1 手札抹殺
1 テラ・フォーミング
3 墓穴の道連れ
1 おろかな埋葬
・罠(8枚)
1 神の宣告
1 聖なるバリア -ミラーフォース-
1 激流葬
2 奈落の落とし穴
2 神の警告
1 リビングデッドの呼び声
・エクストラ(15枚)
1 魔轟神レヴュアタン
1 スクラップ・ドラゴン
1 スターダスト・ドラゴン
1 天刑王 ブラック・ハイランダー
1 ブラック・ローズ・ドラゴン
1 エンシェント・ホーリー・ワイバーン
1 氷結界の龍 ブリューナク
1 魔轟神レイジオン
1 A・O・J カタストル
1 ジェムナイト・パール
1 No.39 希望皇ホープ
1 イビリチュア・メロウガイスト
1 インヴェルズ・ローチ
1 発条機甲ゼンマイスター
1 虚空海竜リヴァイエール
回し方・流れ
暗黒界の強みは、次の2枚のカード。
- 場の暗黒界を戻して墓地から特殊召喚できるグラファ
- スノウやブラウ、グラファを捨てることでアドバンテージを生み出す暗黒界の門
グラファは、場の暗黒界モンスターを手札に戻すことで、墓地から特殊召喚できる攻撃力2700のモンスター。
そのため、手札から暗黒界モンスターを通常召喚したモンスターを戻すことで、手札消費なしで2700打点を繰り出せる。
つまり、グラファを墓地から特殊召喚すれば、それだけで+1アドとなる。
暗黒界の門は、1ターンに1度、墓地の悪魔族モンスターを除外し、手札から悪魔族を墓地に送ることで1ドローできるフィールド魔法。
1回目発動前に悪魔族モンスターを墓地へ送っておく必要はあるが、2回目以降の発動では、手札から墓地に送った悪魔族モンスターがいるため、繰り返し発動することは容易。
特に、手札のブラウやスノウを墓地へ送れば、それぞれドローやサーチが可能となり、門のドロー効果と合わせると、1枚の手札消費で2枚のカードを手札に加えることができる。
特に、「手札のスノウを捨てて、デッキからスノウをサーチ」×2→「手札のスノウを捨ててブラウをサーチ」→「手札のブラウを捨てて1ドロー」と行うと、+4アドにもなる。
また、グラファを墓地へ送れば、フィールドのカード1枚破壊に1ドローとなる。
つまり、暗黒界の門でブラウやスノウ、グラファを墓地に送れば、+1アドを獲得できる。
暗黒界では、上記の2枚を使ってアドバンテージを稼ぎながらビートダウンを行っていくのが、基本的なプレイスタイルとなる。
そのため、序盤では、上記2枚のカードを発動させるために必要な「グラファを墓地に送る」「悪魔族モンスターを墓地に送る」といったことを意識してプレイングを行う。
グラファを墓地へ送る手段としては、デッキから墓地へ送る方法と手札から墓地へ送る方法の2通りがある。
また今回は、ベージなどの手札から墓地に送られることで真価を発揮するモンスターを多め(13枚)に採用し、通常召喚を必要とするカードを極力減らす(3枚)ことで、墓穴の道連れを有効に使えるように構築。
採用理由・候補
(採用理由)
・暗黒界の龍神 グラファ
前述のとおり、アドバンテージの塊ともいえる1枚。
手札に暗黒界モンスターを1枚でも持っていれば、何度でも墓地から蘇生できるため、ミラーフォースや激流葬などの破壊効果も怖くない。
このカードをいつでも蘇生できるように、手札には下級暗黒界モンスターを確保したプレイングを行う。
ただ、グラファを使ううえで、除外されてしまうことだけは避けなければならない。
特に多くのデッキで採用されている奈落の落とし穴は、常に意識しておく必要がある。
そのため、相手の伏せカードを除去した後にグラファを召喚することを心がける。
グラファは手札から捨てて、破壊効果を使って安全に召喚できるようにしたい。
・暗黒界の術士 スノウ
手札から捨てた際に、暗黒界と名のついたカードをサーチできる万能なカード。
このカードでサーチしたいのは、主にグラファと門。
場合によっては、暗黒界の取引や雷をサーチして展開につなげることもできる。
すでにグラファと門があり、サーチしたいカードが特にない場合には、相手の動きに対応できるように手札に温存しておくようなプレイングを心がけたい。
・BF-精鋭のゼピュロス
墓地に送られることで真価を発揮する1枚。
門やリビングデッドを戻して再利用したり、ベージと合わせてエクシーズしたり、グラファ戻して破壊効果を使えるようにしたりと、いぶし銀の働きをする。
おろかな埋葬をグラファと共有できる点もいい。
・暗黒界の尖兵 ベージ
手札から捨てられた際に特殊召喚される1600打点(門があれば1900打点)。
召喚権を使わずにグラファを蘇生したり、シンクロやエクシーズ素材にしたり。
グラファを蘇生するために行った暗黒界の通常召喚を無効にされた際にリカバリとしても使える。
・暗黒界の狩人 ブラウ
手札から捨てられた際に1ドローできる。
門の除外コストやグラファの蘇生にも使えるが、このカードの効果を発動させたとしても1:1交換にしかならない点をどのように考えるかで採用枚数が変わってくるカード。
今回は3枚積みにしているが、構築によっては2枚積みにしてもいいかもしれない。
・クリッター
主に序盤の立ち上がりを意識して採用したカード。
このカードをセットして相手にターンを渡してもアドバンテージを失わないため、強欲で謙虚な壺が使いやすくなる。
このデッキでは、サーチ対象がレイブン・ブラウ・メタモルポットの3種類。
手札を捨てるカードがない場合はレイブンやメタモルポット、ある場合はブラウをサーチすることで、展開を進めることができる。
・魔轟神レイブン
手札を複数枚捨てれるカード。
暗黒界を捨ててもアドバンテージを稼げるわけではないので、「手札にある暗黒界をとりあえず捨てる」といった使い方は厳禁。
ベージと合わせてシンクロできるブラック・ハイランダーやブラック・ローズ・ドラゴンは強力だが、警告を打たれるとアド損になる点には注意。
一方で、このカード自体も悪魔族である点が他の手札入れ替えカードとの大きな違い。
シンクロすることで墓地の悪魔族を2〜3体確保できるので、門があればシンクロに警告を打たれたとしても十分リカバリーできる。
シンクロ召喚に繋げなかった場合は、場に残るのは攻撃力1300のモンスターだけであり、効果を使うだけではアドバンテージを稼ぐことができないので、せめて相手モンスターを戦闘破壊してアドバンテージを獲得しておきたい。
・メタモルポット
このカード1枚で手札を複数枚捨てることができるため、採用。
序盤でこのカードを発動できれば、アド差をつけてデュエルを有利にすすめることができる。
一方で、相手に5ドローさせてしまうため、暗黒界におけるアドの源であるグラファや門を破壊される(サイクロンや奈落を引かれる)可能性が高くなってしまう。
そのため、序盤ではブースト役として積極的に使っていきたい反面、中盤~終盤にかけては相手にドローさせないために手札で温存するといったプレイングになることが多い。
・手札抹殺
暗黒界におけるパワーカード。
これ1枚で手札のすべての暗黒界モンスターを捨てることができる。
このカードを発動する際は、暗黒界の取引などを捨てるかセットしておいて温存するかは状況に応じて判断したい。
取引や墓穴の道連れはアドバンテージを稼げげるカードではないので、このカードで捨てるべき場面も多い。
・暗黒界の門
・テラ・フォーミング
門2枚、テラ・フォーミング1枚の理由は、手札で門が被る確率を低くして墓穴の道連れを使いやすくするため。
墓穴の道連れを発動したいとき、手札に門が2枚あれば、上書きせざるを得ないが、片方がテラ・フォーミングであれば、場に伏せることで無駄な上書きを避けることができる。
・墓穴の道連れ
お互いに相手の手札を確認し、1枚カードを墓地に捨てさせ、さらにお互いに1ドローする効果を持つ。
手札の魔法・罠をセットし、手札を捨てたときに効果が発動するカードのみにすれば、こちらの損失なく発動できる。
このカードを採用する場合は、手札から捨てた場合に効果を発動するモンスターの数を極力減らすようにして、発動させやすくする必要がある。
また、このカードで暗黒界モンスターを捨てて初めて±0アドになることには注意が必要。
・強欲で謙虚な壺
暗黒界は、2枚以上のカードが組み合わさって力を発揮するコンボデッキであるため、手札事故は避けられない。
そこで、少しでも手札事故を軽減するためにこのカードを採用。
ただ、発動したターンには特殊召喚できないため、グラファを展開できない点には注意が必要。
・死者蘇生
このカードを使えば、手札に暗黒界モンスターがいなくても、グラファをアド損なく蘇生できる。
墓地にグラファを直接蘇生させないで、墓地の暗黒界モンスター(特にスノウやブラウ)をこのカードで蘇生し、グラファの効果で蘇生したモンスターを手札に加えることで、手札消費0枚でグラファを蘇生でき、手札に下級暗黒界を確保することができる。
・おろかな埋葬
グラファやゼピュロスを墓地に送るために採用。
・激流葬
グラファは何度でも蘇生できるため、巻き込んで発動してもアド損しない。
そのため、他のデッキよりも発動しやすい。
・発条機甲ゼンマイスター
蘇生や反転召喚した後のメタモルポットを裏返し、効果を発動率させるために採用。
(採用候補・不採用理由)
・死霊騎士デスカリバー・ナイト
・暗黒界の狂王 ブロン
・暗黒界の斥候 スカー
手札にこれらのモンスターがかさばってしまうと、墓穴の道連れを使いにくくなってしまうため、不採用に。
デスカリバー・ナイトは門があれば2200打点にモンスター効果無効となかなか強力。
ブロンは、レイブンと比較されがちだが、こちらは暗黒界なのでスノウやスカーで手札に加えることができる。
手札を捨てるカードがないときにサーチしてきてもいい。
また、下級暗黒界モンスターなので、このカードでグラファを蘇生させることもできる。
構築によっては、1枚入れておくと、なかなかいい働きをしてくれるいぶし銀なカード。
スカーはクリッターと同様、戦闘破壊されてもディスアドバンテージが発生せず、暗黒界の門の除外コストになる点が評価できる。
また、暗黒界の名がついているので、グラファの蘇生を行うこともできる。
下級暗黒界モンスターをサーチできるので、主にスノウをサーチすることが多くなる。
手札を捨てるカードがない場合に、ブロンを持っててもよい。
・暗黒界の雷
セットカードを1枚破壊し、手札を1枚捨てる効果を持った魔法カード。
採用する場合は、主にグラファ召喚前に相手の伏せカードを除去するために使用する。
ただ、指定したセットカードを発動されると、手札を捨てる効果が発動できない点には注意が必要。
当初は、「奈落や次元幽閉でグラファを除外されたくない」と考えて採用していたが、「除外されたら、第2のグラファを出せばいいや。おろかな埋葬もあるし」と考えるようになって、デッキから抜ける形になった。
暗黒界と名前についており、スノウでサーチできるので、1枚採用するのもあり。
・暗黒界の武神 ゴルド
・暗黒界の軍神 シルバ
手札から捨てられた際に特殊召喚できる上級モンスター。
ベージと比較すると、攻撃力は高いが、通常召喚に生贄が必要なため、グラファとの相性は悪い。
・スキルドレイン
多くの暗黒界モンスターは墓地で効果が発動するため、相性はかなり良い。
ただ、暗黒界自体がコンボデッキであり、このカード自体が手札事故要員にもなりうる点には注意が必要。
・魔のデッキ破壊ウイルス
何度でも蘇生できるグラファをコストに使用できるため、相性は良い。
奈落を発動された際に、サクリファイスエスケープとして使ってもよい。
これもスキルドレインと同様に、手札事故要因にもなりうる。
・マインドクラッシュ
墓穴の道連れやデッキ破壊ウイルスの後に使えば、確実にハンデスできる。
また、わざと外して手札の暗黒界を捨てるといった使い方もできる。
・闇の誘惑
手札事故を軽減するために採用もありうる。
暗黒界の取引と比較すると、スノウやブラウ、グラファの効果を発動することはできないが、スカーやレイブンなどをコストとしてもアド損しない。
・闇次元の解放
除外されている闇属性モンスターを特殊召喚できる永続罠。
このデッキでは、暗黒界の門や闇の誘惑で除外したモンスターや相手の奈落の落とし穴に引っかかったモンスターを特殊召喚できる。
特にグラファが奈落にかかってもリカバリできるようになる点は大きい。
・ライトロード・ハンター ライコウ
リバース時にフィールドのカード1枚破壊かつデッキトップ3枚を墓地に送る効果を持つ。
相手の伏せカードを破壊すれば、グラファを安全に特殊召喚しやすくなる。
また、デッキから3枚墓地に送る効果も、暗黒界の門の除外コストを確保することにもつながるため、相性はいい。
採用も十分考えられる。
・砂塵の大竜巻
3枚目以降のサイクロンとして。
相手の伏せを破壊することで、グラファを安全に召喚しやすくなる。
長所・弱点
長所は、なんといってもグラファと門によるアドバンテージ獲得。
また、グラファや暗黒界の雷でフィールド破壊を行えるのも強みのひとつ。
弱点としては、どうしても手札事故がつきまとうこと。
「手札からカードを捨てる効果を持つカードがない」「手札から捨てたときに効果を発動するカードしかない」といったことが起きる可能性はどうしても残ってしまう。
また、墓地にモンスターを落とす必要があるため、初動が遅くなりがちなことも欠点。
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